マダラクワガタ / Aesalus asiaticus asiaticus Lewis,1883

体長 4.0~6.0mm
分布 北海道、本州、四国、九州、佐渡島、隠岐島後、天草諸島(下島)、対馬、種子島、伊豆諸島(利島、御蔵島)
食草・寄生植物等 広葉樹の赤枯れした朽ち木(赤枯れ材)を食べます。これは、クワガタムシの幼虫が食べる朽ち木のタイプの一つで、褐色腐朽菌によって分解されたものです。成虫は不明。
成虫出現期 5~7月(撮影記録から)
日本のクワガタムシの中でも、最も小型の種です。
亜種として、屋久島に生息するヤクシママダラクワガタ(A. a. sawaii)が知られています。
山地性のクワガタムシで、広葉樹の赤枯れた朽ち木の中に生息します。
撮影を始めてからは、最もよく出会うクワガタムシの一つになりました。かつては「材を割って採集するもの」という印象が強く、「触れない」ことを原則とする撮影対象としては縁がないと思っていましたが、毎年姿を見かけます。個人的な観察では、成虫は普通に飛び回っているという印象です。