ヒラズゲンセイ (トサヒラズゲンセイ)

ヒラズゲンセイ(トサヒラズゲンセイ)/ Cissites cephalotes OLIVIER

2014年6月 兵庫県

体長 22-31mm 5~8月に見られ、本州・四国・九州・沖縄分布します。
近年は北へ勢力を広げているようです。

なかなか目にする事は珍しいと思われますが、甥の結婚式で見つけ・・・撮影する事に成功しました。結婚式のおかげで、たまたまカメラを所持しておりました・・・

赤いクワガタと言う方もいるようで、目にする事が多ければ人気も出たと思いますが。

ただし、触れると間接あたりから、「カンタリジン」という黄色の体液(有毒物質)をだし、人の皮膚などに付くとかぶれたり、水ぶくれなど炎症を起こします。触れる際は、そのあたりを考慮して・・触れるようにしてください。

変わった点としては、クマバチの巣に寄生する事です。雌はクマバチの巣の中に卵を産んで、成長し、それだけでなく、幼虫の間、クマバチにしがみついて、巣からでて、また戻ってくるそうです。詳しくは兵庫県で撮影しましたので、兵庫県のヒラズゲンセイ雑考をご覧ください。

古い話となりますが、この虫は、昭和60年発行の原色日本昆虫図鑑第三巻の表紙(石垣島パンナ岳撮影)になっており、生きた姿を見てみたいとずっと思っていました。発行された頃は、本州は紀伊半島となっています。