アオオサムシ(カントウアオオサムシ)

アオオサムシ(カントウアオオサムシ)/ Carabus insulicola kantoensis Ishikawa et Ujiie

2019年5月 東京都東大和市

体長22-33mm 
分布 本州中部以北
食草・寄生植物等 肉食性。ミミズやカタツムリ、他の昆虫などの小動物を捕食
成虫出現期 4~10月
関東地方平野部の大半は亜種カントウアオオサムシのため、そのように同定しました。

後翅が退化しているため飛ぶことができず、地表を素早く歩き回って移動します

主に夜間に活動し春から夏に見られ、近畿地方以北の本州に分布。

以下の10亜種に分けられている。

カントウアオオサムシ(Carabus insulicola kantoensis
分布域: 多摩川以北の関東平野。
特徴: 基亜種と比べて、茶色みを帯びた個体も多いです。

アカオサムシ(房総半島南部亜種、Carabus insulicola nishikawai
分布域: 房総半島南部。
特徴: 体色が赤銅色に変化した個体が多く、通称「アカオサムシ」と呼ばれます。

キタアオオサムシ(東北地方亜種、Carabus insulicola kita)
分布域: 東北地方、茨城県、栃木県、新潟県など。
特徴: 基亜種よりも上翅のくぼみが大きいなどの特徴があります。

シナノアオオサムシ(信濃亜種、Carabus insulicola shinano
分布域: 新潟県南部、長野県、山梨県、静岡県。
特徴: 別種と交雑している地域個体群も確認されています。

サドアオオサムシ(佐渡島亜種、Carabus insulicola sado
分布域: 佐渡島。


アワシマアオオサムシ(粟島亜種、Carabus insulicola awashimaensis
分布域: 粟島。

奥利根亜種(Carabus insulicola okutonensis
分布域: 群馬県北部、利根川上流地域。

タチアオオサムシ(Carabus insulicola tachiaoi
分布域: 長野県南部、愛知県北部(南アルプス周辺)。

ヒダアオオサムシ(Carabus insulicola hidanus
分布域: 岐阜県飛騨地方。

なお、写真からの同定、とくにオサムシ科に関しては正確を期すことは難しく、「参考(似ている程度)」としてご覧ください。形状の違いや撮影地に生息しないなど、明らかな誤りがありましたら、コチラよりご指摘いただければ幸いです。いただいたご意見を踏まえ、改訂または掲載の取り下げを行います。

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