アオオサムシ(カントウアオオサムシ)/ Carabus insulicola kantoensis Ishikawa et Ujiie

体長22-33mm
分布 本州中部以北
食草・寄生植物等 肉食性。ミミズやカタツムリ、他の昆虫などの小動物を捕食
成虫出現期 4~10月
関東地方平野部の大半は亜種カントウアオオサムシのため、そのように同定しました。
後翅が退化しているため飛ぶことができず、地表を素早く歩き回って移動します
主に夜間に活動し春から夏に見られ、近畿地方以北の本州に分布。
以下の10亜種に分けられている。
カントウアオオサムシ(Carabus insulicola kantoensis)
分布域: 多摩川以北の関東平野。
特徴: 基亜種と比べて、茶色みを帯びた個体も多いです。
アカオサムシ(房総半島南部亜種、Carabus insulicola nishikawai)
分布域: 房総半島南部。
特徴: 体色が赤銅色に変化した個体が多く、通称「アカオサムシ」と呼ばれます。
キタアオオサムシ(東北地方亜種、Carabus insulicola kita)
分布域: 東北地方、茨城県、栃木県、新潟県など。
特徴: 基亜種よりも上翅のくぼみが大きいなどの特徴があります。
シナノアオオサムシ(信濃亜種、Carabus insulicola shinano)
分布域: 新潟県南部、長野県、山梨県、静岡県。
特徴: 別種と交雑している地域個体群も確認されています。
サドアオオサムシ(佐渡島亜種、Carabus insulicola sado)
分布域: 佐渡島。
アワシマアオオサムシ(粟島亜種、Carabus insulicola awashimaensis)
分布域: 粟島。
奥利根亜種(Carabus insulicola okutonensis)
分布域: 群馬県北部、利根川上流地域。
タチアオオサムシ(Carabus insulicola tachiaoi)
分布域: 長野県南部、愛知県北部(南アルプス周辺)。
ヒダアオオサムシ(Carabus insulicola hidanus)
分布域: 岐阜県飛騨地方。
なお、写真からの同定、とくにオサムシ科に関しては正確を期すことは難しく、「参考(似ている程度)」としてご覧ください。形状の違いや撮影地に生息しないなど、明らかな誤りがありましたら、コチラよりご指摘いただければ幸いです。いただいたご意見を踏まえ、改訂または掲載の取り下げを行います。