クチキクシヒゲムシ / Sandalus segnis Lewis, 1887
クシヒゲムシ科


体長 10~21㎜
分布 北海道、本州、四国、九州
(自然度の高い山地の森林に生息し、主に枯れ木に集まります。)
食草・寄生植物等 不明
成虫出現期 6~7月
名前の由来: オスの触角が櫛(くし)のような形に発達していることから、この名が付きました。メスの触角はオスほど発達していません。
全国区の希少種とはいえ、GWの5月3日、人通りの多い高尾山で撮れるとは思いませんでした。
アメリカに分布する近縁種では幼虫がセミの幼虫に寄生するそうですが、本種が実際にセミに寄生するかどうかは確認されてはいないようです。
日本からは本種とアマミクチキクシヒゲムシ、ヤエヤマクチキクシヒゲムシの3種が知られます。
アマミとヤエヤマは上翅が格好良いそうですが、高尾山も渋い感じがよろしいかと。