祇園三女歌集(口語訳付)と蓮月式部二女和歌集(注釈付)が出版されました

こんなに、早く新刊が出るとは思ってもみませんでした。

今度の週末に飲む約束しているので、これからの予定を聞いておこうと思います。

例によって詳細は、編者のサイト。やまとうたeブックスをご覧ください。

そして、出来ればブログもご覧ください。既刊も含め、もっと詳しい紹介となっています。

更に、今回も特典があり、編者のサイトにもありますが、「はじめての方1冊無料クーポン」がつきます。

ただし、楽天のKOBO電子書籍となります。

2無題

1無題

本人の弁なので間違いないと思うのですが、目的の中に、

「売れなくても残しておきたい本、というか、図書館に死蔵されているのは勿体ない本」を電子書籍として遺す事。

が、あるようです。

たしかに、こういった本は絶対にブックオフでは売っていません。それなりの古書店で、しかも有るかどうか・・・探して、例え見つかってもそれなりの金額がすると思われます。

古書のコレクターでなければ、また、歌に関心がなければ、こういった江戸中期から幕末の歌に触れる事は、極めて難しいと思います。

関係ないかもしれませんが、「明治日本の産業革命遺産」は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)から、世界文化遺産への登録を勧告されましたが、その根底にあるのは、幕末から始まるロートルのような当時の一般庶民の文化レベルの高さ、潔さではないでしょうか。

つまり私には歌集と産業革命が関係する・・・と思えるのです。

文化といっても、小手先ではなく、大きな文化の塊の上に立っているような、そんな感覚、土台という意味です。その土台に歌もあるという意味です。産業革命前夜の細やかな心が大きな土台となって、その上に、驚異的な発展が出来たように感じるからです。

余談ながら自分の出身地の長崎は産業革命遺産23のうち、8カ所です。確かに、長崎は今では観光だけが際立っていますが、実は、長崎港にならぶ、工場等々の規模は大きくて、造船が盛んだった当時、ガキだった自分は長崎が日本で一番と思っていました。都会の人には信じられない感覚と思うけれど・・・いわゆる世間知らずですが、それだけ地域に対する自信が、地方のガキにもあった事でしょうかね。

(本の紹介が、ほとんどありませんが、やまとうたeブックスをご覧ください)