ニッコウヒメハナカミキリ

ニッコウヒメハナカミキリ / Pidonia limbaticollis ohbayashii (Matsushita, 1933)

2021年 7月 長野県松本市安曇上高地
2021年 8月 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂

ニッコウヒメハナカミキリは、3亜種に分ける事ができます。また、体長が若干異なります。

1 ニッコウヒメハナカミキリ基亜種 / Pidonia limbaticollis limbaticollis (Pic, 1902)
体長:9.0~13.0㎜
分布:本州(日光・帝釈盆地、関東山地、八ヶ岳山塊から松本盆地より東の山地)

2 ニッコウヒメハナカミキリ亜種1 / Pidonia limbaticollis ohbayashii (Matsushita, 1933)
体長:9.0~14.5㎜
分布:本州(南アルプスを含む糸魚川・静岡構造線よりの西の中部山岳地帯、中国山地)

3 ニッコウヒメハナカミキリ亜種2 / Pidonia limbaticollis stephani Hayashi, 1982
体長:9.0~12.8㎜
分布:紀伊山地西部、四国

写真のものは、上記の2となります。
本州の2種は普通種で、紀伊山地西部、四国は少ないそうです。

基亜種は、落葉広葉樹林帯上部(ブナ帯)から針葉樹林帯下部に生息し、亜種1は、ブナ帯上部から針葉樹林帯(中心は針葉樹林帯)にかけて生息。亜種2は落葉広葉樹林帯上部から針葉樹林帯下部に生息します。
そこまで分かっても寄主植物は未知なのは、よくあります。

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