ムモンチャイロホソバネカミキリ / Thranius rufescens (Bates,1884)

2018年4月 西表島 

体長 14-23mm 6月から8月に見られるそうですが、写真は4月です。野外では珍しいそうで、気づいたら100枚ほど撮っていました。最後は、撮られる事に、うっとうしくなったのでしょう。一瞬の隙に飛び去っていきました。不思議なもので、30年前は昼間の歩きでは見つける事が出来なかったカミキリムシが、カメラだと見つかる不思議さ・・意外と多いように感じます。

寄生植物は、ホソバタブ

分布:九州、屋久島、奄美諸島(奄美大島、徳之島)、沖縄諸島(沖縄島)、先島諸島(石垣島、西表島)

標本にすると、色があせた感じになります。写真の良さは、そういった色の変化がない事だろうと思います。

虫屋の多くは「ルフェッセンス」とか「ルフェ」と呼ぶそうです。お察しの通り学名からですが。なかなか個性的な顔立ちです。この手のカミキリムシを屋外で目視で見つける事は、正直とても嬉しい瞬間です。写真では目立っていますが、屋外では不思議な事に周囲に溶け込むからやっかいではありますし、たぶん気づかずにそばを通過したり、葉を少しでも揺らすと「居てあげたのに・・」と、人知れず飛び去っていくように思います。なお飛び去り方は「下へ」です。

いろんなカミキリムシを観察していくと、浮ついた脚でたたずむカミキリムシの多くは外敵が現れると、下へ「落ちる」感じで飛び去ります。もちろん、全てが落ちるわけではないので、微妙な調整があるのかもしれません。ルフェは典型的な浮ついた脚に見えました。