オオクロカミキリは、日本に分布するカミキリムシ科クロカミキリ亜科オオクロカミキリ属の一種です、大型でがっしりとした体躯を持ち、全身が鈍い光沢のある黒褐色から黒色で、触角が比較的短いのが特徴です。主に山地の針葉樹林に生息し、夜間に活動して灯火にもよく飛来します。

基本情報
スクロールできます
| 体長 | 7~11㎜ |
| 分布 | 北海道、本州、四国、九州 |
| 食草・寄生植物等 | 幼虫: マツ類、モミ類、トドマツ、エゾマツなどの針葉樹の朽ち木や伐採木。 成虫: 夜間に寄主植物の周辺で活動します。後食の例はないようです。 |
| 成虫出現期 | 5~10月 |
観察と撮影後記
オオクロカミキリは、遭遇することが多く、不思議と縁のあるカミキリムシだと感じています。
2021年の夏、当時は「県境を越えた移動」が制限されていた時期でしたが、都内の高尾山へ足を運んだ際、出会うことができました。
学名について
属名:Megasemum
ギリシャ語の “megas”(巨大な) と “sema”(印・標識) に由来すると考えられます。大型で、前胸背板などに特徴的な凹凸(印)を持つ本属の特徴を示唆しています。
種小名:quadricostulatum
ラテン語の “quadri-“(4つの) と “costulatum“(肋骨状の筋がある) を組み合わせた言葉です。上翅に左右合わせて4本の明瞭な縦筋(隆起線)がある特徴を的確に表現しています。
命名者と年号:Kraatz, 1879
ドイツの昆虫学者グスタフ・クラーツ氏によって1879年に記載されました。
追記:2025年8月
高尾山の撮影地(2021年)へ行くと特別保護区であっても、切実な理由があると思いますが、伐採されており、とても残念になりました。正確には「鳥獣保護区特別保護地区」つまり、鳥獣の捕獲や建物の設置、樹木の伐採など、鳥獣の保護繁殖に影響を及ぼす可能性のある行為が規制されますが、餌となる虫は規制の対象外という事でしょう。衰弱した木にも鳥の餌を生産する役割がある・・・と思うのですが。倒木になる前の安全対策でしょうか・・・

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