カタキハナカミキリは、日本に分布するカミキリムシ科ハナカミキリ亜科ハナカミキリ族の一種です。 体長は約10〜15mm。非常に多くの斑紋変異があり人気のカミキリです。以下の写真や動画のように花に集まる様子が観察できます。




基本情報
| 体長 | 9.0~14.9㎜ |
| 分布 | 北海道、利尻島、千島列島、本州、佐渡、四国、九州、対馬 |
| 食草・寄生植物等 | ヤマハンノキ、ケヤキ |
| 成虫出現期 | 5~8月 |
観察と撮影後記
本種は、ハナカミキリ類の中でも斑紋変異が著しいことで知られる種です。基本的な体色は黒色ですが、上翅の基部が黄色を帯びる「黄色型(肩黄型)」や、上翅全体が黄褐色となる個体など、地域差や個体差による多様な表現型が確認されています。
今回、黒色型と黄色型の双方を撮影できたのは幸運でした。2年連続で観察することができましたが、その後は環境の変化があったためか、翌年以降は姿を確認できなくなりました。
学名について
1.属名:Pedostrangalia (ペドストランガリア)
ギリシャ語の「pedon(足)」と、既存の属名である「Strangalia」を組み合わせたもの。脚の形態的特徴を示唆しています。
2.種小名:femoralis (フェモラリス)
ラテン語で「腿(もも)の、腿節の」を意味します。本種の腿節が赤褐色である特徴を指しています。
3.命名者と年号:(Motschulsky, 1861)
命名者:Victor von Motschulsky(ヴィクトル・モチュルスキー)。19世紀のロシアの昆虫学者です。記載文献:Études Entomologiques, 9: p. 40 (1861).(日本産の甲虫類を記載した一連の報告の中の一つです)。
和名の由来
和名の「カタキ(肩黄)」は、上翅の基部(肩の部分)が黄色くなる個体(黄色型)が目立つことに由来します。
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