イワサキキンスジカミキリは、日本に分布するカミキリムシ科ハナカミキリ亜科トホシカミキリ族の一種。南西諸島に固有の非常に美しいカミキリムシです。

基本情報
スクロールできます
| 体長 | 8~12㎜ |
| 分布 | 先島諸島、池間島、石垣島、小浜島、西表島、与那国島 |
| 食草・寄生植物等 | 幼虫:植物(カンヒザクラ(バラ科))の材(木の中身) 成虫:アワブキ類(フシノハアワブキ)、カズラ類(サネカズラ)を後食 |
| 成虫出現期 | 4~6月 |
観察と撮影後記
後食するカミキリの共通点として見つけるには食痕を探すのが良いそうですが、敏感で、すぐに飛び立つので、着地点を目で追うほうが見つけやすいと思います。
学名について
1.属名:Glenea(グレネア)
本属名の厳密な語源は明示されていませんが、属名の Glenea は、ギリシャ語で「瞳(ひとみ)」や「輝くもの(宝石)」を意味する言葉に由来しています。
Glenea 属は金属光沢や鮮明な斑紋をもつ種が多く、その美しい外観を象徴する名称と解されています。
2.種小名 iwasakii(イワサキ)
この名前は、八重山諸島の自然研究の先駆者である岩崎卓爾(いわさき たくじ)氏に献名されたものです。
- 岩崎 卓爾(1869-1937): 石垣島測候所の所長を務めながら、八重山の動植物や民俗、気象を深く研究した人物です。
- 由来の背景: 岩崎氏は多くの新種昆虫の発見に寄与しました。このカミキリムシも、彼が石垣島で採集した標本をもとに、1933年に河野広道博士によって新種として記載されたため、その功績を称えて彼の名が冠されました。なお、イワサキゼミ、イワサキワモン、イワサキセダカヘビなど、八重山産生物には同氏にちなむ名称が少なくありません。
3.命名者と年号:Kono, 1933
命名者は日本の甲虫学者、河野広道博士です。1933年に新種として正式に記載され、学名が確立しました。
コメント