ホソガタヒメハナカミキリ / Pidonia (Pidonia) semiobscura Pic, 1901

ホソガタヒメハナカミキリは、カミキリムシ科ハナカミキリ族の山地帯の落葉広葉樹林で中部山岳地帯中心とした地域で見られます。

ホソガタヒメハナカミキリ、自然写真
ホソガタヒメハナカミキリ、自然写真2
2021年7月 長野県松本市安曇上高地

基本情報

体長5.9~11.5㎜
分布福島県南部、関東地方、中部地方
食草・寄生植物等未知
成虫出現期5~7月

注)ヒメハナカミキリ属(ピドニア)を写真のみで完全に同定することは、本来非常に困難です。本記事では図鑑の記述に加え、採集地や個体の雰囲気を総合して判断しておりますが、あくまで参考程度にご覧ください。もし明らかな誤りにお気づきでしたら、お手数ですが[こちらのメール]までご連絡いただけますと幸いです。ご協力に感謝いたします。

観察と撮影後記

ホソガタヒメハナカミキリは、山地帯の落葉広葉樹林でみられ、ナナカマド、サワフタギ、ゴトウズルなどの花に集まる。

学名について

ホソガタヒメハナカミキリ / Pidonia (Pidonia) semiobscura Pic, 1901

1.属名: Pidonia (ピドニア)

ギリシャ語の「piduo(πηδύω:湧き出る、噴き出す)」に由来すると考えられています。これは本属の昆虫が非常に活発に動き回る様子、あるいは個体数が非常に多く湧き出すように現れる様子を指したものと推察されます。

2.亜属名: Pidonia (ピドニア) 

属名と同じ(指名亜属)。

3.種小名: semiobscura (セミオブスクラ)

ラテン語の「semi(半分)」と「obscura(暗い、暗褐色の)」の合成語です。上翅の斑紋において、黒色部が半分程度を占める、あるいは体の一部が暗色である特徴を示唆しています。

4.命名者と年号: Pic, 1901

命名者:Maurice Pic(モーリス・ピック)。フランスの昆虫学者。記載文献:Pic, M. (1901) “Notes diverses et diagnoses.” L’Échange, Revue Linnéenne, 17: 9–12.

和名の由来

本種が他のヒメハナカミキリ属(Pidonia)と比較して、特に体型が細長い(細型)という形態的特徴に基づいた命名であると推察されます。

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