アトモンサビカミキリは日本に分布するカミキリムシ科フトカミキリ亜科サビカミキリ属 のカミキリム。上翅(鞘翅)の後半部に、黄白色の微毛で形成された1対の三角形の紋があるのが最大の特徴で、和名の「アトモン(後紋)」の由来となっています。
以下は、野外で撮影したアトモンサビカミキリの写真です。

基本情報
スクロールできます
| 体長 | 7~10㎜ |
| 分布 | 北海道,利尻島,奥尻島,本州,伊豆諸島(大島,利島,新島,式根島,神津島,三宅島,御蔵島,八丈島),飛島,粟島,佐渡島,冠島,隠岐,四国,九州,対馬,種子島 |
| 食草・寄生植物等 | 幼虫:各種の広葉樹および針葉樹の枯死した植物組織 成虫:各種の広葉樹の樹皮 |
| 成虫出現期 | 4~10月 |
観察と撮影後記
サビカミキリの共通でもありますが、枯れ枝にじっとしていると見つけるのは大変です。それでも寄生植物の範囲が広いせいか極めて普通種のため見つける事ができる・・という印象です。
菌類を後食するらしいので、その写真を今後は狙います。
学名について
属名:Pterolophia
この属名は、ギリシャ語の2つの言葉を組み合わせた造語です。
- Pteron(プテロン): 「羽(翅)」を意味します。
- Lophos(ロフォス): 「とさか」や「隆起」を意味します。
- 由来の理由: この属のカミキリムシには、上翅(背中の羽)の付け根付近に、小さなコブのような盛り上がりがあるものが多いため、この名が付けられました。
種小名:granulata
ラテン語の形容詞 “granulatus”(グラヌラータス) に由来します。
- 意味: 「粒状の」「ざらざらした」という意味です。
- 由来の理由: 翅の表面が細かい顆粒(つぶつぶ)で覆われていたり、点刻が目立っていたりする、この種のゴツゴツした質感を表現しています。
命名者と年:Motschulsky, 1866
- Victor Motschulsky(ヴィクトル・モチュルスキー): 19世紀のロシアの昆虫学者です。
- 歴史的背景: 彼は日本やロシア東部の昆虫を数多く記載しました。1866年に、日本から送られた標本をもとに本種を新種として発表しました。
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