アオカミキリは、日本に分布するアオカミキリ族のカミキリムシです。
成虫は春から夏にかけて見られ深緑色から青緑~赤みのあるものまでいます。
本記事では、割と出会う機会が少ないものの、日光の光でキラキラ光るアオカミキリを写真と動画で紹介します。
本記事では、比較的出会う機会の少ないアオカミキリについて、写真と動画で紹介します。

以下は上記の撮影の際の動画です。
基本情報
| 体長 | 21.0~30.0㎜ |
| 分布 | 北海道、奥尻島、本州、飛島、粟島、隠岐、四国、対馬 |
| 食草・寄生植物等 | 幼虫: 主にカエデ属(イタヤカエデ、イロハモミジなど)の生木を餌として育ちます。 成虫: クリやノリウツギなどの花に集まり、蜜や花粉を食べる。 |
| 成虫出現期 | 5~8月 |
九州、屋久島は別亜種になります。
観察と撮影後記
深緑色から青緑~赤みのあるものまで色の変化があるようですが、ミドリカミキリと同じような感じです。
最初に見たときは、「こんなにキラキラしたカミキリムシがいるものか」と感動しました。
ベテランの虫屋になると、カエデの木を見ただけで「いるな……」と分かり、簡単に採集されるようですが、小生は、なぜかいつも花で「毎年のように」見つけます。
昔……間違いかもしれませんが、植木屋のイロハモミジで、ムラサキ色の個体(?)を見たような記憶があります。
万が一それが事実だとすると、九州から持ち込まれたものだったのだろう……と、今では合点しています。
あるいは、光の加減や気分の問題で、強引にムラサキに錯視しただけかもしれません。
そんなことを言いつつも、今もそうですが、実際には採集していないのですから、気楽なものです。
学名について
1. 属名:Schwarzerium
この属名は、ドイツの昆虫学者ベルンハルト・シュヴァルツァー(Bernhard Schwarzer)への献名です。
彼はアジア産カミキリムシ類の研究に大きく貢献した人物で、当時の研究者がその功績に敬意を表して命名しました。
2. 種小名:quadricolle
こちらはラテン語の語を組み合わせたもので、体の形態的特徴を表しています。
- quadri-: 「4つの」を意味する接頭辞
- collis / collum: 「首」や「前胸(の襟)」を指す語
直訳すると「4つの首(前胸)を持つ」となりますが、これはアオカミキリの前胸背板に見られる4つの隆起や凹凸といった特徴を指していると考えられます。
実際、アオカミキリは別名「カクムネアオカミキリ(角胸青天牛)」とも呼ばれ、その角張った胸部のフォルムが名前の由来となっています。
3. 命名者:(Bates, 1884)
本種は、イギリスの昆虫学者ヘンリー・ウォルター・ベイツによって、1884年に記載されました。
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