クロサワヘリグロハナカミキリ / Eustrangalis anticereductus Hayashi, 1958

2023年5月 山梨県 

有名採集地から遠く離れた場所で真昼に撮りました。分布を広げているのかもしれません。

2018年6月 山梨県

体長 13.4 ~16.1㎜
分布 北海道、本州、四国、九州
食草・寄生植物等 キハダ、ハリエンジュ、ネムノキ、ニセアカシア
成虫出現期 5~7月

30年前(1990年)は、岩手まで探しにいった事のあるカミキリムシ
2回ほど行きましたが、姿さえ見ることが出来ませんでした。
今では普通種・・などと言う方も居ますし、沢山採集される方もいますが、それでも私は、珍品と思います。
多くの花は、長竿のネットで掬うような場所にあり、撮影可能な(目の高さ)の花に飛んでくる事は滅多にありません。掲載した写真は通った回数を考えると、「いくらなんでも、そこまで時間かける対象ですか・・」と言われそうです。

また、気持ちよく撮影する・・とは採集者が邪魔という意味ではなく、何枚も、時には何十枚も撮らなければ、素人は良い写真を撮る事ができず、そばに採集に来た虫屋がいると、遠慮して2~3枚しか撮れないからです。もちろん、採集したら、その場から対象のカミキリムシは居なくなるのです、改めて「探す」あるいは「待つ」事から始めなくてはなりません。発生時期が限られるので、結局は「来年まで待つ」という事なります。
2018年の写真と動画が撮れましたので通いは終了しました。

後日動画をアップします。

クモとクロサワヘリグロカミキリとの悩ましい邂逅