ヒラヤマコブハナカミキリ / Enoploderes bicolor Ohbayashi,1941

2007年4月21日 東京都八王子市

体長は9~13ミリで、4月から6月に見られ、本州、四国、九州に分布します。

寄主植物は各種広葉樹。
昔・・~1990年代までは、たぶん、珍品でした。

「ヒラヤマ」は平山修次郎氏(1889~1954 大正~昭和期の昆虫学者)お名前(献名)からです。

以前は高尾山の吹き上げで、網を抱えて採集するのが定番だったらしいですが、「樹洞」で見つかり、それからは、吹き上げや花・・よりも、洞で見つける事が多くなったそうです。
だから、簡単に・・という訳ではなく、それなりの環境も必要なわけで、私のようなヘタレは「ここに居るから・・」と教えていただいてやっと、見る事ができました。

写真は、その時のものです。暫くすると、外へも出てきました・・これが飛んでいって花へいくのでしょうな・・
洞の場合、一度に複数の個体が採集できる事が多く、貴重度が減ったかもしれません。

とはいえ、ネット上で検索できる写真は全て「樹洞」で、花の写真はお目にかかった事がありません。
花に来た写真は憧れますが、発生時期、都合のよい花は、カエデとなりますが、洞があるような場所のカエデの花は、三脚を立てても、遙か上で、そもそも、花に来ている事の確認すら出来ませんから・・これからの若い人やプロに任せようと思います。
ただし、庭に発生木+カエデがあり、二階からカメラでカエデの花が狙えるような場所をご存じ方、ご連絡ください。

平山修次郎氏(引用)

平山修次郎:1941(S16)に「原色千種昆蟲図譜」を発刊し、この昆虫図鑑は漫画家の手塚治虫に影響を与えたといわれる。 手塚治虫が小学校5年生のときにクラスメートから見せられた「原色千種昆蟲図譜」という図鑑をきっかけに昆虫採集や昆虫描写に興味を抱くこととなった。 この図鑑で “オサムシ”という虫を知り、本名の治に虫をつけて”手塚治虫”というペンネームにしたことは有名である。
東京都吉祥寺・井の頭公園に「平山博物館」があり、世界各国の珍しい蝶、昆虫類が所蔵されていた。 平山博物館に展示していた一部は現在は兵庫県立昆虫館、千種川グリーンライン昆虫館で拝見できる。

ちなみに、「原色千種昆蟲図譜」は今、見ても迫力があり、当時の日本の「広さ」を感じる事ができます。本物は4000円程度ですが、300円程度で、携帯で見る事ができるのは、助かります。