相談の虚実

12年以上にわたって、いろんな相談を30分、場合によっては2時間、3時間と、のべ2000件以上行うと、見えてくるものがあります。

もちろん、ただ自分の話をして、満足して帰る人や、あんたの意見は?的な人や、無料相談巡りで、来ました・・ような人など、お客様の自己満足を満たす為の相談で、本気度に欠ける相談もありますが・・もちろん、こういったタイプは、相談を生業とする人にとっては、よくある話と思います。こちらは時間の無駄ではありますが。

相談の中で一番困るのは、周辺の話・・つまり、本来の相談内容に関連する話を持ちかけて、別の事を「聞き出す」といった感じの相談です。

おそらく、相談巡りをされた方なのでしょうが、ストレートに聞くと、NOとなるので、特に情に関する話をしつつ、最終的には違う事が本当の相談内容・・・という感じです。

特に外国籍方の相談には、「情」と「法律上の制度」と、たまに、「嘘?」が、ごっちゃになったケースが増えてきます。

典型的な例が、外国人と日本人との離婚。

離婚問題は、日本人同士の離婚と基本的には同じですが、外国籍の方にとっては、離婚問題の先にはビザがあります。

永住権に協力すれば、離婚する・・・という話にすり替わっていく辺りになると、それはちょっと「違う」いや、全く次元が違う・・となるわけです。もっとも、離婚に同意する条件として、永住権や帰化などを引き合いにだす方も多いようですが、離婚とは別の問題として扱う事にしています。

やんわりと断ると、急に日本でのビジネスプランを語り始めたりして、それはそれで、面白くはありますが・・・そのプランで家族(子供)と生活ができるから永住権が必要という論法・・・

あげくのはてに、親権は、不要としながら、子供がいる国に住みたい等々の理由で永住権がとれない日本を罵倒する方もいます。

そんな時は、「・・でも、貴方の国ではどうですか?」と聞くと、黙ってしまいます。永住権を求める人が、これから永住する国の制度を罵倒してもねえ・・

ときどき、ロートルと同業の方から聞いた裏技??など披露する方もいますが、その条件に合わせるために、相談者が無理(嘘)を重ねないか・・・不安になるときもあります。

あえて、外国籍の方の事例をだしましたが、日本人でも同じです。つまり、日本の配偶者の方から離婚の条件として永住権に協力するのは、大丈夫ですか?・・・

・・・そもそも、その結婚は、最初から、滑り止めとしての永住権・・・あるは帰化を想定したものではありませんか??・・信じたくはありませんが。

十年以上も相談を受けていると、その人が嘘を言っているか、本当を言っているか・・だいたい分かるようにはなります。あくまで「だいだい・・・」ですが。おかげで、仕事上でのリスクは減っていきます。時々、仕事を始めた頃に受けた相談者の話・・・あれはたぶん、嘘だったな・・・・と反省する事もあります。

困った時の解決策や方向性については、こちらも真剣に考えて、過去の事例等々から一定の内容を提案する事は出来ます。ですが、嘘の入った質問や、抜け道のようなものは、正直、ロートルの歳になると、時間の無駄思え、最近は早々に、「お力になれず、申し訳ありません。」という事で切り上げるようにしています。

そういえば、今はオリンピック。アスリートのストイックさには、相変わらず、脱帽します。

3か月ぶりに記すと、まとまりの悪い感じになってしまいますね・・・まあ・・いいか