財産管理の話をする前に最初に考えなければならない事は
財産が今、どれだけあるのか?
ではないでしょうか?
そんなにないいから心配ないよ・・・・
実はそうではありません。
もし、財産の特定をご自身で行っていない場合、どういう事が現実に発生するでしょうか?
祖父が残した、土地・・・隣り町の山の斜面で杉の木が3本立っているとこから・・・
なんて、話、実際にありますし、
例えば、保険。
「3年前に亡くなった親戚が保険に加入しているらしいけど、何処の会社に加入しているか解らないから、請求できてないのですよ・・・」
これも現実にある話です。
また、
「祖父母の時代、村有林を村のみんなと分けて、少しばかりの林があるらしいけど、そんなのお金にならないよ・・・・税金は俺が払っているけど、たいした金額じゃないし・・・」
ところが、道路の拡張工事で一気に価値ある土地へ変身する事もあります。
変身するだけなら、ラッキーな話。
ところが
「その土地は祖父母の代から名義変更してなくて、俺の兄弟は5人だけど、2名は亡くなって、その子ども、甥や姪が相続人ですよね。そうなると相続人は全部で・・・あれ!戸籍を見ると、他にも???・・・」
笑い話ではありません。市役所の相続相談を行っておりますが、本当によくある相談です。
たとえば、不動産を現金化したいと思っても、先ず、遺産分割から始める必要あります。相続全員を特定し、更に全員の実印が押してある遺産分割協議書を作成することが最初のステップとなります。
祖父母の土地であれば、祖父母の出生から、相続人全員の現在までの戸籍を全て揃える必要があります。戸籍謄本を集めると、合計で30通というのは、珍しくありません。また、戸籍は何度も改正しており、戸籍の場所は変わらなくても、戸籍は改正前と改正後の2枚が必要となります。
相続が発生しても、そのままにしていると、相続人がどんどん増えていきます。
そして、イザ、遺産分割となれば、全く面識のない相続人と遺産分割についての協議が必要となります。
それでは対策ですが、
ご自宅や預貯金の確認の前に、相続財産の有無、ある場合は現在、どうなっているかの確認を最初に行ってください。
相続人は増えていきますので、後になるほど、手間暇がかかってきます。
不動産であれば、名寄せをおこないます。これは市役所や区役所で判明できます。
すこしやっかいなのは保険です。
ご存知の通り、保険会社は最近、離合集散を行っておりますが、例えば祖父の加入した保険内容を知るには、実際に加入した保険代理店へ問い合わせる必要があります。
過去、ある保険会社の本社へ問い合わせた際、本社では解らない・・・と冷たい返事。
結論からいいますと、電話帳を片手に、加入した可能性のある保険会社へ電話をかけて確認しなければなりません。
相続財産の有無が確認できてから、次にようやくご自身の財産を確認します。
財産は将来へ活かすものだと考えます。
先ずは、現時点の財産を、相続財産の有無を含め、特定するところからはじめましょう。
事務所では、財産の特定から遺産分割協議書の作成、名義変更、不動産の売却まで一貫してサポートできます。
ご自身で出来るところや、出来ないところを明確にして、出来ないところのみの、ONE POINTサポートも行っております。
お気軽にお問い合せください。

