俄(にわか)浪華遊侠伝
40年ほど前、当時まだ、白黒が当たり前だったテレビドラマを見て、何時か本で読んでみたいと思いつつ、作家も、本の名前わからないまま、忘れかけていたところ、5年ほど前、たまたま、手に取って、中身を知り、感動の対面となった本。 本の面白さの一つに巡り合わせの妙があるように思った瞬間でもありました。
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作者は司馬遼太郎。どうして、これほど、有名な作家にもかかわらず、今まで気付かなかったのか???と思いつつ、とても嬉しかった記憶があります。幕末、新撰組が闊歩する少し前に生まれ明治まで活躍した大阪で最大の組織をもった極道の伝記。とはいえ、そこは司馬遼太郎・・・いわゆるヤクザ小説とは全く違う。ある意味、楽しい娯楽小説の体裁に見えつつ、・・・・・それでも、やっぱり、ちょっと、いや大分、違う。
司馬遼太郎といえば、自分なり、竜馬が行くをはじめ、それなりに読んではいるが、この本はそういった本と趣が異なり、大阪商人、商売の原点に触れたような気になる不思議な本。・・・この本を読むと同じ作家の「新史 太閤記」がなぜか思い浮びます。最近の本屋には「これでもか・・・」と言わんばかりに成功する為のノウハウ本で溢れていますが、ジャンルは違うとはいえ、この手の本が自分には合っているように思います。



