伴林光平全集第一巻(勤皇編)第二巻(国学編)出版

これまで佐佐木信綱の本は、定家歌集金槐和歌集がやまとうたeブックスから出版されています。

今回の伴林光平全集は内容によって5編に分かれており、今回はその2つが出版されました。

天誅組という名前は知っていても、その参謀が、伴林光平という幕末屈指の歌人であり、国学者という事は、全く知りませんでした。

維新の頃は、優秀な人間がきら星のごとく排出した・・とはいえ、坂本龍馬を始め、有名どころは知っていても、それ以外は、あまり知らないのが私を含めた、一般人ではないでしょうか。

歌人であり、国学者であるという立場は、維新前夜という国難の時に迎え、動かざるを得なかったというか、やむにやまれぬ気持ちが生まれたのでしょうし、しかも、この時代の共通として、文武両道は、当然として・・という地力の上での才能は・・まあ、江戸時代末期の日本人のレベルの高さには、改めて驚いてしまいます。

略歴にある、「法談の代わりに国典を説き、念仏の代わりに和歌を教え・・暇さえあれば木刀をもって武芸に励み・・・」、さらに、「・・当時、自ら園陵隠士と号した・・・」など、気になった方はダウンロードしてお読みください。

伴林光平全集第一巻(勤皇編)

9251

伴林光平全集第二巻(国学編)

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詳しくはいつものように、やまとうたeブックス、さらに、やまとうたblogもご覧ください。

なお、今回は楽天koboから初めての方へのクーポンが出ています。

なお、今後(やまとうたblogより)

原本の全集は800ページを超す大冊で、勤皇編・国学編・歌学編・詞藻編・日記書簡編・補遺に部類されています。電子書籍では、各編を分冊して全五巻とし、補遺は最終巻に併録する予定です。

だそうです。